今月、来月と版画の個展が3箇所であり、その準備などに追われているうちに日記の更新がかなり遅れてしまった。
秋の個展のトップは、大阪は高槻市にあるギャラリー『アートデアート ビュー』で9/23から10/6まで開催している『長島充 版画展-日本の野鳥-』である。
銅版画、木口木版画、木版画などさまざまな版画技法で表現した野鳥版画作品、約30点で構成されている。
僕は22日に高槻市の画廊に出向き、オーナーであるSさん夫妻と作品展示を行った。
この日の夜はギャラリーのスポンサーの方の誕生日ということで近くのカラオケ店に合流。ひさびさに僕もご自慢(!?)の喉を披露した。キャラバン初日から、とても濃ーいスタートとなった。
明けて翌日はトークイベント。『私と野鳥と版画』と題して、バーダーとしての35年の野鳥観察体験と版画制作などについて、一時間ほど用意したDVD画像と合わせてベシャリをした。
始まる前まで、「人が来るだろうか…3人ぐらいだったらどうしようか。」などと内心弱気になっていたのだが、S夫妻の努力の甲斐もあって20名ほどが集まり、形になった。
もともと人前で話すことが苦手なので、この齢まで絵を描いてきてしまったと言い切れるかもしれない。
頭の中が真っ白になりながら、前夜に宿でまとめた虎の巻片手に必死に話した。さて、20名の参加者が納得されたかどうか…。終了後、Sさんにそっと尋ねると、
「ゆったりとした口調で聞きやすかった。」
という感想があったとの事。とても意外だった。
参加者が帰られたあと、民家を改造したという落ち着いた画廊空間でしばらく談笑してから、来廊した鳥の世界の知人と夕食に。
明日は早朝から、次の個展会場である福岡へ移動するため早めに宿へともどった。
画像は民家を改造したというアットホームなギャラリーのようす。
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