日記

DIARY
2011/08/25    野鳥版画展と消しゴム版画教室
今月3日から21日まで、恒例となった谷津干潟自然観察センターでの『野鳥版画展』を開催した。
 
同センターのある千葉県習志野市の湾岸地域は埋め立て地ということもあり、3月の東日本大震災の時には周辺の液状化被害がかなりあったとのことだ。報道では千葉県の被害はあまり大きく扱われなかったが、浦安、市川、船橋、千葉、習志野などの沿岸部では液状化被害が起こった。
また谷津干潟や三番瀬、行徳などの干潟では満潮時の干潟の地形も変わってしまったという。
 
こうした事態を聞いていたので、今年のセンターでのイベントは中止になるのかと心配していたが、地元ボランティアの方、職員の方の努力で着実に復旧作業が進んでいる。
 
例年のように1階の展示スペースで新作を含めた版画展を開き、21日には夏休み特別企画ということで、この干潟で観察される野鳥をモチーフとした消しゴム版画教室を行なうことができた。
「大人から子供まで誰でも簡単にできる版画」を宣伝文句として、この日も多くの方にご参加いただいた。
講師の下絵を元に彫刻刀を使った彫りの作業から、彫り上げた版にインクを付けてハガキにスタンプするまでのプロセスをじっくり時間をかけて楽しんでもらった。
 
子供達を始め地域の人たちの元気そうな笑顔と会話に接し、元気をもらって工房に帰って来ることができた。
 
ご来場いただいたみなさん、イベントに参加されたみなさん、ありがとうございました。
 
画像はセンター内での『消しゴム版画教室』のもよう。
2011/08/18    ”ブラックブラックナイト 2011” に参戦する。
猛暑続きとお盆を挟み、日記の更新がすっかり遅れてしまった。
 
7日の日曜日、QVC千葉マリンフィールドで開催された千葉ロッテマリーンズ対神戸オリックスバッファローズ戦のナイターに参戦して来た。
この日は年に1-2回の”ブラックブラックナイト”である。このイベントはロッテの選手たちが普段はビジター球場でしか着用しない真っ黒なユニフォームを、ホーム球場で特別に着て試合に臨む日である。さらにスタンドのロッテファンも真っ黒なユニフォームとフラッグ(手旗)で応援するのだ。
 
パリーグのペナントレースも後半に入って来た。今年のロッテはここまで非常に厳しいチーム状況。例年よりも故障や不調で欠場選手が多く、春には4番を打っていたベテラン選手がセの巨大球団にトレードされるなど、監督、選手、ファン共ににストレスがたまる日々。
 
「去年のチームワークのとれた全員野球はどうしちゃったんだろう…。」
 
この日も先発投手のベテラン小野が立ち上がりから不調でミスによる失点を出す。打線も貧打が続きつながらない。7対2と負けっぷりの良い結果となった。
 
「今日は気合を入れて下着まで黒で決めてきたのに…がっくりくるなぁ。」
 
ここまでのロッテの成績は38勝42敗5分。暑さが苦手のマリーンズ。これから秋に向って徐々に本来の調子を取り戻していってほしい。
千葉ロッテマリーンズ、チームスローガンの「和」の精神を持って後半戦、最期まであきらめずに良いプレーを見せてください。ファンの一人として陰ながら応援しています。
 
画像は試合途中、不調の小野投手の周囲に集まるロッテナイン。
 
2011/08/05    絵画作品『麒麟図』の構想を練る。
今年の夏は例年と比べ梅雨明けから様子がおかしい。30度を越える暑さになったかと思いきや夜の涼しい日が続いたり、集中豪雨や雷雨があったりと何だか体調もスッキリしない日々を送っている。
 
今月に入ってようやく絵画作品の構想を練り始めた。モチーフは中国、日本の神話世界に登場する霊獣『麒麟』である。
 
この7-8年、ケルト、ギリシャ・ローマ、エジプト、中国、日本など、東西世界に伝わる神話と伝説をモチーフとした絵画や版画作品を制作している。人間にとって『幻想』とは何ぞやという問いを絶えず自己に繰り返してきた1つの回答でもある。
つまり、自分の頭の中に描いたイメージなど吹けば飛ぶようなものであり、それならば奥深く広がりのある古典世界に習えということである。
 
『麒麟』は西洋の『ユニコーン』などと並び、いつかは描いて見たい霊獣の1つだった。
古来、中国では王が仁のある政治を行なうときに出現する神聖な動物とされ、鳳凰、亀、龍と共に『四霊』と称されていた。このことから幼少から秀でた才を示す子供を『麒麟児』と呼ぶそうだ。また大地を走り回る時に少しだけ地面から浮き上がることで、他の地上の生物を踏みつけないとも言われている。
 
「優しい心を持っているんだなぁ…。」
 
アトリエの椅子で腕組みをしながら麒麟にまつわるさまざまなエピソードに気持ちを向けながら新作の構想を練る。この時が産みの苦しみでもっとも辛くもあるし、慣れれば楽しみに変わる時でもある。
 
この夏、どんな『麒麟図』の構想が生まれるか結果は作品になってから乞うご期待という事にしておこう。
 
画像は、江戸時代後期に描かれた沈南頻筆による個性的な『麒麟図』の部分。

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Last updated: 2011/12/14